≪大学入試編≫
2:国公立大学の特徴
①:学費
なんといっても学費が安いというのは魅力に感じますよね。(笑)
ただ、昔と違って私立大学との格差は、昔と比べてかなり小さくなりました。
昔(約35年程度前…笑)は、学部にもよりますが、私立は国立の3倍以上でした。
現在は、2倍強のイメージです。
これは、現在、国公立大学は、独立行政法人となっていますので、基本的に学校運営を授業料で
まかなう部分が多くなっています。その影響で国公立の単科大学は、合併などにより規模を大き
くして運営効率を高めようとしています。
また、地域の活性化を図るため自治体が運営する新設の公立大学も増えています。
こちらは、学生の確保を図るため地域の特性を生かした学部をもっていますが、なかなか学生の
確保という点では厳しい状況の大学が多いでしょう。
このような状況で国公立大学は、年々、授業料(入学金を含む)を上昇させています。
さらに、国公立の場合は、授業料は、文系・理系問わず、一律に見えるのですが、理系はどうしても
実験等により研究のための経費がかかりますので、別徴収になることもあるそうです。
正直なところ学費に関して自由度を高めて欲しいというのが、各国公立大学の本音だと思いますが、
国公立大学という立場上それも厳しい部分があるのでしょう。
結局、国公立大学にもある程度の規模が必要となっているだけでなく、国(自治体)や企業からの
依頼や共同研究に携わることができれば研究費を確保しやすいが、そうではない基礎研究について
は、かなり苦しい状況なのでではないでしょうか?