≪教科書準拠の問題集≫
中学生の試験勉強において、最も優先順位が高くなるのは、学校指定の教科書準拠問題集でしょう。
当然、ここからの出題も多いのですが、テスト当日に提出になることが一般的ですし、提出できなけ
れば平常点にも影響されますから、子どもたちは、これをやりたがります。
SCRUMでは、この問題集を使うにあたって、習熟をあげるためのルールを設定しています。
①:解き始める前に、英語であれば、教科書の音読ができること。単語・熟語の習得。
この2点だけは、原則的に確認します。
②:国語・理科・社会においても、漢字や用語の習得を確認してから始めさせます。
③:問題を解く時には、教科書の対応ページを必ず黙読してから解くようにし、1ページごとに〇×
のみをつけるように指示しています。
④:また、問題集に基礎⇒標準⇒応用のようにレベル分けされている場合は、まず、基礎だけで試験
範囲を終了させ、上記③の×の解きなおし、教科書等での調べなおし、解説の熟読・理解を進めてから、
標準に取り掛かることを示唆しています。標準に関しても同様に取り組ませてから応用にあたらせます。
⑤:④まで終了すると、学校の試験範囲にあわせた直前対策プリントを実施させますが、これは、本題
とはズレますね。(笑)⇒学校指定の教科書準拠問題集ではないので・・・
NG:子どもたちにまかせてしまうと、試験範囲を一気に解いて、まとめて答え合わせをして、間違いに
ついては、赤ペンで正解を記入し、終わらせてしまいます。というか、終わらせていませんか?
また、『提出すれば良い!』『終われば、試験勉強は、終了!』になっていませんか?
場合によっては、先生が読むのに苦労するような文字で、なおかつ、間違いも多く真っ赤に修正された
解答まみれの状態になっていないでしょうか?
≪最後に≫
長年、塾を運営してきた経験上、丁寧に上記のようなやり方で行うと、雑な取り組みの倍程度の時間が
かかります。しかし、勉強とは不思議なもので、やり続ける中で、時間もかからなくなり、成果もどん
どん上がってきます。試験勉強に限らずではありますが、正しい取り組みや考え方を定着させたいです。
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